かいどぅ

日記など

高学歴・顔芸・純粋 その正体はSTUTS

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セックスで喘ぐタイプの人か?

世の中にいる、さまざまなジャンルの音楽を幅広く知っているジジイというのは、どうも好きなアーティストの好きなアーティスト、を掘り下げているひとが一定数いるらしく、好きなアーティストが好きな音楽をする奴なんて大概好きに決まってるのも要因の一つだと思う。

ひとは好きな人が好きなものを掘り下げる変態性を備えている。おれも突然ハマオカモトが「おじいちゃんが痰を吐いてる音を聴くとベースラインが浮かぶ」とか言ったら軽音部の部員全員に痰吐かせる。ベースなので。

2018年8月20日星野源の「アイデア」のミュージックビデオが公開された。

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曲についてはすでに素晴らしい文を書いている方がいるのでこの曲について言及することはないが、ミュージックビデオについていろいろな考察が飛び交っている中、このシーンも陰で話題を呼んでいた。

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誰?

なにぶん被写界深度が効きすぎて人間としての実態を維持できてない上、ブスアンチカラーナンバーワンの黒を持ってきて申し訳ないが、当時一部の星野源ファンの中で話題になっていたのがこの人物だ。おれもライブPAが表舞台に出てきたのかと一瞬思った。間違ってたが。

勘違いしてもらいたくないがこのシーン、スタッフの売名行為カットではなく、実際に星野源のバックプレイヤー(なんかバックプレイヤーってえっちですよね)として出演している人だ。2枚目の画像を見て貰えばわかるが、実際に楽器を演奏している。

でもこんな機械、見たことないですよね。恐らく星野源市場に参入できなければ一般ピープルにその名は知られていなかっただろう。インターネットの新大久保、ヤフー知恵袋でも連日バカとバカの相談室が開かれていた。恐らくあのサイトには知恵も感情も存在しない。

説明するとこの機械はAKAI MPC Renaissanceというマシンで、パソコンに繋いで音を出す機械だ。知らない人からすれば、ボタンを押してるだけだと思われるが、全くその通りなので安心してほしい。仕組みとしては、ボタンにコンピューターであらかじめ録音した音を、プッシュして流すという流れだ。3ヶ月の赤ちゃんでもできると言われている。

で、これを演奏しているSTUTSという人、お茶の間には出ていないもののすでにヒップホップ界隈でのひとたちには一定の支持を得ていたらしく、この曲の前に出た星野源のシングルのカップリングにオファーされたときは反響を呼んでいた。今回は星野源経由で知ったこのひとを掘り下げていきたい。

まずは顔写真から

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なんというか、2クラスに1人くらい搭載されてそうな顔。確実に体育館でバスケする側の人間ではない。冬の昼休みに友達数人とウノしてそうな顔。よく言えば、おばちゃんたちにかわいがられそうな顔だし、こういうひとが一番性欲が強い。いろいろ言ったが正直音楽業界では結構いい方の顔をしている。フォーリミのGENは遠目に見てもひどい。

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人柄についてはこの動画を見てもらえればわかると思うが、好青年といったところか。顔から出るインキャのSumerについては触れないでおくが、機材の部屋を見たところある種のオタク気質を兼ね備えている気がする。この動画の途中に出てくるアウトボード50万くらいするからな。さんざん下劣な話をしたあとで申し訳ないが、セックスのひとつも知らなそう。そうであってほしい。

色々なアーティストに可愛がられるのがわかるが、随所でひとのアドバイスを素直にしっかり吸収しているのがすごいと思う。アルバムのタイトルについての本を読む誠実さ。岡崎体育のアルバム見たか。きっとあいつ埼玉って響きが面白いなくらいで「SAITAMA」ってつけたぞ。

とても勉強家なのはグーグルで検索をかければわかるが、ほんとうに音楽の才能がなくても受け入れ先ができるくらいに学歴の化物。おれの親父の最終学歴ぶっ殺せる。上に埋め込んだ動画にも卒アルがちらりと映るが、ラ・サール高校を卒業している。ちなみに東大卒で、大学院にも通っていた。頭のいいやつには勝てん。機材一つ一つも決して値段が高いから買ったのではなく、きちんと特徴を理解して使ってるんだろうな。ツイッターのDTMer見習えよ。

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見るからに雑魚キャラの東洋人が、黒人を揺らす。発電機探すのにめちゃくちゃ苦労したらしい。

そもそもパッドサンプラー、MPCを打ち込み音楽のギアとして使うのではなく、リアルタイムで打ち込んでトラックと合わせてライブパフォーマンスをするなんて使い方、製造メーカー元のAKAI側も想定していなかっただろう。日本人でこんなことしてるのこの人くらいなんじゃないか。

ドラムと違い、足でバズドラを踏む必要もなければモーラー奏法をする必要もない、叩く範囲によって音が鈍くなることもないし、体力を使うこともないので一見なんだ難しいことやってないじゃんと思うかもしれないが、逆に言えば一定の音量で鳴るのでミスがめちゃくちゃ目立つ。クソ難しい。ヒップホップに多用されるサンプラーの幅がグッと広がった。

黒人が作った道具をアメリカで鳴らし、見知らぬ現地民のオッサンをビートで乗せてラップを書かせるのは、才能のある証。スタッツ音量上げて!ちなみにMPC1000、頑張ればバイト2ヶ月すれば買える価格なので、STUTSごっこをしたい場合はこれを買い未開の地ハーレムに行くのがベストだろう。きっとボコボコにされるのがオチである。

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顔芸を、やめろ。それほど難しいということか。さすがに国民的アーティスト星野源の記録映像では自粛していた。

見たところ、トラックなども全て自分で作っているらしい。頭のいいやつには勝てん。ちなみに一曲目は上の路上ライブでも使われてたぞ。タイトルはMPCの名前にあやかったものなのだろうか。AKAIは一回彼に金一封送った方がいいと思う。ほんとうに、人間の声がない音楽を売るのは不可能に近い今の時代で激鳴りのインスト曲を打ち込んでいる。二曲目もプシンという、屁みたいな曲名だがとてもいいのでみんな聞こうね。アルバムのリードトラックです。

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日本ヒップホップ界の重鎮、PUNPEEとコラボ。再生回数とともに、彼の生活水準が上がる。

いや、ほんとにこの人に認められるくらい音楽業界の中で超でかい存在になってたんだな。MPCプレイヤーなんて普通はイロモノ扱いされそうな役目を、先入観なしで見れるオファーするアーティストもすばらしい。星野源5大ドームツアーにも出演しているそうだし、確実に株を上昇させている。いつか、彼を指針としたプレイヤーが出てくるのをたのしみにしています。