かいどぅ

日記など

ラーメンズのブラックなコントを寝る前に見る

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これは読み飛ばしてもらって構わないが、一応このブログは2019年2月2日から一回も途絶えず毎日更新できている。ブログの内容は主観と悪口にまみれているが、見てくれる人がいて本当にありがたいです。

いきなりなんの話?と思うだろうが、おれ週末修学旅行でインターネット媒体に触れられないんですけど、この記録を途絶えさせるのは嫌なので、予約投稿で出そうと思います。非常にどうでもいい話でしょうが、そういうことを伝えたかっただけです。修学旅行先にスマホを持っていくrock 'n' roll…なことはできないので。サンボマスターか?

くだらない話はさておき、皆さんはラーメンズというお笑い芸人たちをご存知でしょうか。

今拒絶反応を起こしたひとと友達になりたい。非常にわかる。このお笑いコンビは界隈ではかなり異質な種族に分類される。

というのも、2000年代初頭からサブカルチャーの世界ではなんとなく「ラーメンズを知っていればステータスとなる」みたいな風潮があったのだ。というのも、このコンビのコントの脚本を書く小林賢太郎(画像左の攻め)がコントは芸術だみたいないわゆる面倒くさいタイプの人間、よく言えばサブカル女子に好かれる人間。そういう人間の服を道端に置くと確実に街中の人間からサブカル女子をあぶり出せるだろう。

アーティストが嫌なのではなく、その取り巻きが嫌いだったのが進歩してアーティストまで嫌いになってしまうパターンはよくある。巷では「ラーメンズは好きだが小林賢太郎は嫌い」なんていう腐女子の推しカプ問題よりもよっぽど複雑な感情を抱く患者も少なくない。おれがバンド音楽が好きなのをあんまり周りに教えたくないのもそういう類の人と一緒にされたくないからだ。

前述したように、テレビに出ている芸人とは明らかにコントの血色が違う。なんというか、笑うものというより演劇を見ている感じ。おれは本当に人と違うことをするのも、人が知らないものを見るのも嫌いなのであまりこういう敷居の高い芸術は苦手だ。だから本当に認めたくないんですが、ラーメンズ、面白いです。簡単にメンバー紹介をしておく。

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こちらが初めにボロクソ言った小林賢太郎である。コントに限らず、演劇、コンピューターグラフィックと、本当になんでもこなせる人。やつの作品にサブカル女子以外が群がってるのを見たことがないが。

本当に性格は絵に描いたサブカル女子の教祖。テレビに出演せず、地方のそこそこでかい会場でお笑いライブをするタイプの芸人はだいたい彼のような人間に行き着く。きっとバンドやったらくるりみたいになるんじゃないかな。

彼の書くネタは一種の芸術とファンの間でとられている。おれとしてはどう考えてもほかのジャンルでやってることをわざとお笑いに持ってきただけだと思ってしまうが、そういう類の第一人者だからこそ神格化されているのだろう。

どことなく、2000年始めのバナナマンとかおぎやはぎとかのブラックなネタをなんとなく彷彿させる。そういうのをするのが「わかってる」というファンからの評価がイマイチおれはわからないが、確かにお笑いなんてテレビでしか見ないので、公共電波に乗せられない過激なネタは新鮮で面白い。おそらくニコニコ動画でやたらウケているのはそういう派手なネタがネット映えするからだろう。

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言わずと知れたピタゴラスイッチおじさん、片桐仁さんです。彼の教育テレビでの目の輝きはすごい。

あまり片桐仁についてはよく知らないので間違っていたら申し訳ないが、おそらく彼のキャリアもラーメンズからスタートしているだろう。当初からロッチ中岡を清潔にしたような風貌は確立されていた。

コントの脚本は書かない代わり、と言ったらアレかもしれないが、ラーメンズのコントで異端な役は彼が圧倒的に多いし、彼を中心にストーリーが進むものが多い。裏方で小林が片桐を支えている、といったところか。

おそらくラーメンズが2010年の最終公演まで続けられてきたのは彼の存在が大きい。ついていく片桐も片桐だが、小林賢太郎のワンマンと上手くやれたのは彼だけだろう。あの尖った脚本だけだとアクが強すぎるが、片桐のコミカルな動きで幾分か薄めることができていたのだろう。なんとなくバナナマンの構図に似ている。

メンバー紹介が終わったところで、ラーメンズのコントは異質なものが多いのだが、その中でも一際脚光をあびる「ブラックなコント」を少し紹介したい。

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おそらくジジイの痰を吐く真似が日本一うまい芸人だと思う。

この小物を使わないコントを他の芸人がやったらおれみたいな右脳が死んでいる人は2分でブラウザバックする。それらをカバーする演技と物が存在するようなパントマイムをできるラーメンズにしかできないネタだろう。さっきに言ったとおり少なからずこの演劇みたいな進行が苦手な人は絶対にいるだろうが、あまりどちらかに振り切れることがないので長く続いているのだろう。

このコントも笑わせる場面は少ない演劇じみた構成だが、その代わりに身振りや奇人のキャラクターでしっかり笑わせて、しっかりバランスをとっている。おそらくそれまで誰もしなかった「怖いコント」を生み出してるのはこういうとこからだろう。

「作品ごとに違う人が書いているように感じさせている作家は、実は本当に別々の人が書いていた」というドラマならあまり怖くないのを怖くさせるのは、怖いと対極にある笑いを入れているからだ。

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最後まで見て欲しい。このネタはリズムネタのような、最初にやったことを繰り返しながら少しずつ変化をつけていくタイプのネタだ。

が、そういうネタは決まって短くなると相場が決まっている。2分くらいで終わるものがほとんどだろう。対してこのラーメンズのネタ、約5分近くやっている。

一つ前に貼った小説家らしき存在とは打って変わって、最初にどこにいるのか、どういう場面なのかも提示されないコントだ。寿命の話などなんとなく不穏なムードがめちゃくちゃ漂っているが、特にストーリーに変化もない。

こういうネタは最初に見せた時のインパクトで通すタイプが多いのでファンからは使い捨てられる傾向がある。おれはラッスンゴレライ三日目で飽きました。ネタバレになるので自分で見てほしいが、最後にシチュエーションがわかると2回目見たときはさらに面白い。ちなみにこのネタ、爆笑オンエアバトルでやったところ番組初の500点を叩き出したらしい。

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日本三大怖いコントらしいです。関係ないが花屋…?

モノを持ち込まないスタイルが最大限に生かされたコントである。「包丁がある」と言わずに包丁があるとわからせるのはパントマイムの才能だろう。

これが最初から物が置いてあったら怖さは半減するだろう。さっきも言ったが、コントという名目を観客に提示しているため、観客もこれからコントが起こると思って見ている中で人が殺されて終わるから怖いのだろう。最初から舞台上にコントで出てくる物を置いたら明らかに

「これから不吉なことが起きるのか」

と予想できてしまう。

これも是非二回見てほしい。

以上、ラーメンズのブラックなコントでした。関係ないですが最後の動画、自分の顔が反射しまくるのであまり明るいところで見ない方がいい。

 

 

〜おまけ〜

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