かいどぅ

日記など

まだ今年2月だが今年一番エモい日が来てしまった ナンバーガール、再結成

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エモいって、こういうことを言うんだな。「ナンバーガール 、再結成」ってエモいの例文に入れとけよ。気づいたらおれは何となく夏でした。

カナブーン、アジアンカンフージェネレーション、ベースボールベアー、星野源など現代音楽シーンのトップをゲロ吐きながら走っているアーティスト達に多大なる影響に与えるバンドであり、未だに無断転載のライブ映像がyoutubeに上がり、コメント欄で歳のいったジジイがJPOPに対して説教をし、くるりスーパーカーなどの97の世代の話を何度も出し、学生なのにナンバーガールを敢えて聞くアタシというマウントをとるクソみたいな10代が溢れているバンド。それがナンバーガールである。後半名誉でもなんでもないな。星野源はゲロ吐きません。オールナイトニッポンでこの話してね。

名前自体はお茶の間には知れ渡ることはないものの、自分のバンドのライブに来る札束共で飯を食いたい人間なら絶対に、確実に一度は目にしたバンドだと思う。

そのバンド、活動期間こそ1995年夏から2002年冬と非常に短いキャリアだが一度も止まることなく7年間を疾走したバンドである。生ける伝説。それがナンバーガールである。長い間幾度となく再結成の噂が流れたが、平成が終わろうとしているその時まで向井秀徳中尾憲太郎田渕ひさ子アヒトイナザワの4人が揃ってライブをすることはなかった。(厳密には4人が同じ日に出場したフェスはある)youtubeomoide in my headのコメント欄がリアルタイムでライブに行けないやつらが親のスマホを借りて打ったコメントと、当時ライブに足を運んだオッサン共の懐古で焼け野原になる寸前の平成晩年にそれは起きた。

ナンバーガール、再結成」

ションベンちびるとこだった。ほんとは漏らしてたかもしれない。おれの頭には先輩の説教ではなく、向井秀徳の汚い歯がインプットされていた。なにかの手違いだと思ったが、ツイッターにはすでに4人が、ナンバーガールが、しっかり揃ったアーティスト写真が載っていた。

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なんと天下のウィキペディアにもはっきりと、再結成の字が載っている。仕事早すぎるな。向井秀徳botリツイートされまくっていた。エルレナンバガ、ミッシェルの流れが、できている。

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歯が汚い。

別に批判するわけじゃないけど、今のロックシーンに台頭しているバンドとは明らかに何かが違っている。ベースを「リズムを支える役割」ではなく完全に曲の「音」にしているナカケンのピック弾きベース、テンポが走っているがそれを曲の味として無理やりで通すアヒトイナザワの力技すぎるドラム、ギターの木材を削るほど強い田渕ひさ子の鉋ピッキング、初見の客を完全に無視した向井秀徳のシャウト。

歌詞の意味不明さもいい。意味不明だが、情景が頭に浮かんでくるものを書けるのは間違いなく才能があるだろう。感覚的な詩がとてもいい。何を言っているのかは歌詞を見なければ100%わからないが、歌メロが人のドーパミンを震わせる機能を持っている。気づいたらおれは夏だった…

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歌詞にわざわざビックリマークをつけるバンドは恐らく彼らが日本初だとおもう。

時代の空気でもあるだろうが、現代の、どうしてもファンからの印象とか、どれだけSNSで映えるかなど、どうしても音楽をやる以上ファッション要素を身に纏わないといけない今のバンドと違い、完全に自分たちのやりたい音楽をやりきっている。事務所との軋轢が加速しちゃうよ。間違いなく、外部からの評価を気にし過ぎて角が取れて丸くなったバンドではなく、本物のロックンロールをしていたバンドである。たまたまそれがウケたのではなく、本当に何年も聞ける使い捨てじゃない音楽を確立していた。

youtu.be

カッコイイってこういうことじゃないのか。

ほんとに、稀に見る型にはまらないというよりは、型にはまれないバンドというか、ジャンルが完全に分類できない。今で言うところのテンパレイみたいな感じ。売れることを一切無視した謎の構成。ベースが完全にリズム隊ではない。曲をカッコよくする楽器としてのベース。出だしから発狂した猫やら中古の戦車やらアクが強すぎる登場人物がでてくるがやっぱり情景が浮かんでくる。一種のドラッグですか?暴力的というか、イライラしてるときに聴くと毒が抜ける感じ。MVも、向井の希望で使われた16mmフィルムがいい味を出している。だいたい、「鉄」て。毎回制作クレジットに「新日本現代映画」がでてくるんですが、向井秀徳のことなので気に留めなくていいです。

youtu.be

YouTubeの一角に、エモーショナルコンテンツが爆誕ナンバーガール史上一番聞き取りにくい曲だとおもう。

ラストライブのラストソング(この後一曲やったが)ということもあって再生回数は怒涛の200万を突破している。冒頭のギターノイズがすごすぎる。軽音楽部なんですが、どういうエフェクター使ってるんですかそれ。このサイトを見た向井秀徳の方はご一報ください。あと冒頭で田渕ひさ子がギターで顔隠してるのは泣いてるのかな。このサイト見た田渕ひさ子の方はご一報ください。ファーストアルバムの一曲目を、ラストライブの最後にやるのはカッコ良すぎる。客席の熱気もすごくて、ガチのダイバーがそこかしこにいる。客がイントロに入るときの叫び声で泣きそうになった。この後のライブ会場のトイレの鏡は客の熱気で曇っていたという。コミケ雲かよ。本当に、omoide in my headにならなくてよかった。コメント欄の奴らで飲み会開こうぜ。未成年だけどな。

2018年初夏のある日、俺は酔っぱらっていた。そして、思った。
またヤツらとナンバーガールライジングでヤりてえ、と。
あと、稼ぎてえ、とも考えた。俺は酔っぱらっていた。
俺は電話をした。久方ぶりに、ヤツらに。
そして、ヤることになった。
できれば何発かヤりたい。

向井秀徳

狂う目が、17年越しに更新。どこでも酒呑むねアンタ。