かいどぅ

日記など

長岡亮介のギターソロはDMM18に陳列できる

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1931年にリッケンバッカーエレキギターを発明して以来、エレキギタージミヘンドリックスからジャニーズが誇るダビデ像の草なぎくんまであらゆる人に愛される楽器となった。

たくさんの箱に繋いでツマミをクルクル回していろんな音を出せる弦楽器の中でも比較的ハードルの低い楽器だ。極めようとするならば爪の一枚や二枚が消し飛ぶ可能性は否めないが、2年くらい毎日一時間弾いてれば大抵の曲ならばそれなりに弾けるようになる。

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やばい

しかし楽器のできないtofubeatsがインディーズバンドを9インチの角でぶん殴っている今、ギターというものはもはやただの文明となっている。

もう当たり前の話だが、最近までスウィープ奏法だのピッキングハーモニクスだの言ってた知恵袋のおじさんどもには耳の痛い話だが、今はDAWという4次元ポケットから出てきそうな道具がマジで出てきたおかげで肉が鉄の棒を押さえて弾かずとも、しっかり打ち込みでマーシャルのアンプを通したような音が出る。

だからマジで今、ギターに限った話じゃないがもう生楽器の需要がなくなっている。そりゃそうだ。最低限スケールを覚えてあとは鍵盤で馬鹿面して打ち込んで#DTMerさんと繋がりたい で添付すれば20いいね6RTついて終わり。わざわざ血の滲むような努力して演奏できるようになったとて鍵盤でやってるのと同じことしかできない。

しかしだからこそ今生き残っているスタジオミュージシャンは型を破ったことをしてるわけで。今回はその中でもかなり異端な方を紹介します。長岡亮介さんです。

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以前確かペトロールズとして彼を紹介した覚えがあるが、あのバンドに限らず様々な紙の媒体に彼の名前がクレジットされている。もう音楽をやる以上どんなにオリジナリティを追求しようが音階というものの領域を超えることはできない。不協和音になってしまう。

しかし彼のギターといえば

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アダルトオーディオかな?エックスビデオ行けるだろこれ。

こういう、マジで何も臆してないというか、外すか外さないかギリギリのラインをひたすら攻めてくる。噂によれば譜面も書けないらしい。ということは読めもしないのかな。音楽理論を学んだ人の曲が苦手なのはある程度の規則性を守ることに徹底してるというか、かっこいいよりも先にすごいが出てくるみたいな、そういうとこ。

対してわするまじおじさん、本当に自由というか、指板の上にあるもの全部使うみたいな、めちゃくちゃだけど絶対に雑音が出ないプレイばっかりしてくる。日本のロックバンドってやっぱりある程度歪ませちゃうんだけど、あんまりこの人はギターらしいギターを弾かない。

どれだけ難しいフレーズも一番実力が浮き彫りになるクリーンサウンド。漢すぎるだろう。エフェクターと呼ばれる音を変える箱も、使うのは大抵はワウペダル(音をギュワアアアンってやるやつ かわいい)とか、そういうふざけた奴ばかり。

「ギターの魅力なんて見た目くらいでしょ!」というくらい、使ってるギターも変なものばかり。

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ピックアップ(ギターの音を拾うマイクみたいなもの)も型に合ってないのを無理矢理はめたり

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変な形のギターに変な柄をペイントしたり

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Mステの局を意識したギターを弾いたり

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しゃもじみたいなギター弾いたり。自宅だけでも50本ギターがあるらしい。他にも、気になる方は使用ギターをまとめたサイト様を下に貼っておくので見るのもよかろう。マジで買いたくなるから、ほんとに。

ukigumoch.blog.jp

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凶暴化した長岡亮介 ギターで人を八つ裂きにする

彼のギターリフはでしゃばり過ぎることはなく、あくまで曲ありきで、そこで味付けをする形で弾かれる。よくあまり音を出さないギタリストと言われるが、おそらく曲とうまく溶け込むために間を作っているのだろう。だってそりゃ

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本気を出したら恐ろしいもの。ペトロールズから来た人耳小骨割れるんじゃないかな。

やっぱりこの曲でもミックスもあるだろうけど、あんまりクセの強い音を出さない。椎名林檎がこのおじさんをプロデュースしたのにも合点が行く。独自のスタイルが確立されてるけど、しっかり複雑なものも弾ける。いきなり説教くさくなって申し訳が、ギターのツマミをいじらずにアンプ直で出す音でこれをやれと言われたらとても難しい。雑音が必ず出る。

ギターには「速弾き」という、よく年の行ったおじさんが延々と喋ってる、ああいうテクニックがある。必ずしも必要ではないが、めちゃくちゃ難しいジャンルの話。あまりの難しさに「できなくてもいい」という点にすがって辞める人がとても多い。

対して長岡亮介、自身のルーツのカントリーにとどまらず、いろんなものを吸収している。一番最初に貼った独特なのもできれば

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こういう、ロックジャンルにも難なく馴染める。あと椎名林檎がcawaii。余裕のある動きは演奏に無駄がないからだろう。大迫じゃないが、この人のフレーズの幅広さはハンパない。こういう一回聴いただけでめちゃくちゃ覚えれるキャッチーなフレーズをスカした顔で弾くのがかっこいい。

この曲はおじさんにしては珍しくグシャッと歪ませてギターソロらしいギターソロを弾かされているが、しっかり間奏もかったるくせずに弾いてるし、何より技術がエグすぎる。

以上、わするまじおじさんこと長岡亮介さんの紹介でした。ギターやったことない人でも類を見ないプレイを楽しめるのでぜひペトロールズや東京事変大橋トリオの映像なんか見てほしい。あと単純に弾いてるギターがとっても個性的で買いたくなるから。

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